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キリスト教教育~お祈りと過ごす3年間~

人間は「何かができるから」「役に立つから」価値があるのではなく、そこにいるだけで一人ひとりがことなるかけがえのない存在です。神様に愛され、おうちの方に愛され、自分を大好きになった子どもたちは、お友だちにも優しくなれるのです。
毎日のお祈りをとおし、自分が神様から愛された「光の子」であることを知ると同時に、まわりのお友だちも自分と同じ愛された存在であることに気付きます。
自分とちがう考えを持った人、違う肌の色の人、まだ出会ったことのないお友だちに思いをはせ、いつくしむことで「自分と同じように隣人を愛しなさい」というイエス様に教えていただいた世界の平和を体現していきます。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、イタリア初の女医マリア・モンテッソーリが子どもをよく観察して生まれた教育法です。
教師や大人が一方的に与えるのではなく、子どもがもって生まれた力を、環境を通して最大限に発揮できるよう準備します。子どもが一人でできるように手伝います。
子どもたちは、整えられた環境から自由に選択し、自分の思い描く目標に向けて活動を繰り返し、深い集中を経て達成感を味わいます。そして次なる活動への意欲につながっていきます。子どもたちの心の底からあふれる笑顔がたくさんです。

こどもの特徴

敏感期:
子どもがある特定の時期に、何かに強く興味を持ち、
いとも簡単に吸収してしまう時期のこと。

モンテッソーリ教育の活動

  1. 日常生活の練習
  2. 感覚教育
  3. 言語教育
  4. 数教育
  5. 文化・宗教教育

1.日常生活の練習

子どもは日頃見ている生活への関心を持っています。身近にある身の回りの道具を子どものサイズで、本物を準備し活動します。環境に適応する力を、身体全体から指先に至るまで、育んでいきます。生活の中で使う動作から礼儀作法まで、一つひとつの動きを分析して行います。

2.感覚教育

視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感に働きかけながら、1つの感覚を孤立させ、具体物を通して識別し、それぞれの感覚を洗練させていきます。

3.言語教育

語彙力を豊富にし、自分の気持ちを言葉や文字で表現することを育みます。書く、読む、話す教材は準備され、自然な発達が促されます。

4.数教育

生活の中にもたくさんの数があふれています。自然に数えることにも興味を示し、教具を使って数の仕組みを理解していきます。理論的な思考の過程を育みます。

5.文化・宗教教育

具体的な教具を使って、世界の地図や国々、動植物の仕組み、生命の歴史というように、興味を深めていきます。
神様から頂いた命、神様が一人ひとりを大切に愛しておられることを感じ、祈りと聖書を通して語られる言葉を、教具・教材を用いて、より心に届くよう育みます。神様との出会いをいつも感じています。

縦割り保育~学びあい、認めあう子ども社会~

3歳から6歳の子どもが一つのクラスで一緒に生活します。
小さい子は大きい子の楽しそうなお仕事をそっくり見て学び、観察します。大きい子は小さい子が尊敬のまなざしで見ることを誇らしく思うと同時に、小さい子ができないことを手伝ってあげることで問題解決するリーダーシップが自然と育っていきます。
「素敵だなと思うひとのまねをすることは、なりたい自分になるための第一歩」